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人間性はどこから来たか―サル学からのアプローチ (学術選書)価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 日本の霊長類学の第一人者の手による社会生物学・比較認知科学的アプローチからの人間論の書。某ラカン派精神分析家によれば、人間は人間であって霊長類を見ても理解が深まらないのだそうだ。だが本当にそうだろうか。比較アプローチは文化人類学や社会学では一般的だ。ならば遠縁の親族と人類を見比べることにも意義があるのではないだろうか?アプリオリに霊長類を見ても分からないと宣言する前に、人間のどこがユニークで、どこがユニークではないのかを切り分けることは有益だろう。本書のトピックを拾ってみると「社会の起源」「家族の起源」「攻撃性と葛藤解決」「文化の起源」など。もちろん霊長類学だけでなく考古学や古人類学の発見、 |
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紙とパルプの科学 (学術選書)価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 この書は紙の簡単な歴史から始まって、製紙工程の詳述に移っていきます。
製紙工程の色々や、工程ごとの製紙要領が電子顕微鏡写真で分かり易く表
示されています。
パルプの叩解工程が何の意味を持つのかなど、電顕写真以外では表現しよ
うのないものが紙の仕組みには多いですので、紙の知識が必要な方にはバ
イブルとなるべき書だと思います。
また、製紙工程の工学的図解もなされていますので、いろいろな製紙工程
について、具体的な知識を育む事ができるようになっています。
ただ、(学術選書)となっているよう |
日本の動物はいつどこからきたのか 動物地理学の挑戦 (岩波科学ライブラリー)価格: 1,260円 レビュー評価:3.0 レビュー数:4 日本は昔から今の場所にあったわけではなく、「あるときできあがった」のだ。そして日本に住む動物たちもまた、「あるとき日本へやってきた」のである。「この世はこれまでも、そしてこれからもずーっと、今と同じまんまで当たり前」などと思っていると大間違いを犯すことになる。
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中国書史価格: 10,194円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 書を始めなければこのような本に出会うことはなかったであろう。 この本に出会い、知の領域・生きる世界が広がった。 雁塔聖教序などの臨書をしながら、 丹念にページを繰ることをおすすめします。 |
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アインシュタインの反乱と量子コンピュータ (学術選書)価格: 1,890円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2 少し難しいですが、非常に面白く読めました。
単一イベント観測が可能になったことによって
皆で見ないようにしていたものを見ざるをえないようになり、
あまつさえそれを基礎に社会のインフラが組み立てられようと
している現在、非常にタイムリーな出版だと思います。
量子論の礎を築いたアインシュタインやシュレーディンガーが
波動関数の確率解釈を頑なに拒否したエピソードや、
原子論を否定したマッハのストーリーなど、
重要な発見をした学会の重鎮たちですら、現在は正しいと信じられている、 |
生態学―個体・個体群・群集の科学価格: 12,600円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 生態学を志す人の必読書。本書の翻訳が出たのはまことに喜ぶべきことだが、なにしろとても大きな本なので、足の上や大切な試料の上などに落とさないようくれぐれも気をつけていただきたい。
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